「道草を楽しめ 大いにな ほしいものより大切なものが きっとそっちに転がってる。」
冨樫義博『ハンターハンター』には、求めるものについて考えさせられる言葉があります。
「最短ルートで目的地に到着することで、その地での体験時間を増やすことができる。」
目的地に早く到着することで、その場所での体験を最大限に楽しむことができるという意見があります。
途中の道草は時間の無駄であり、目的地への集中が必要なのだと。
つまり、それは、欲しいものを得るための旅行と言えるでしょう。
「途中の道草を楽しむことで、予期せぬ素晴らしい体験ができる。目的地だけを追い求めるのはもったいない。」
旅の途中での出会いや体験こそが、旅の醍醐味だという意見があります。
目的地だけを目指すのではなく、途中の風景や文化を楽しむことで、より豊かな体験が得られるのだと。
つまり、それは、大切なものを探すための旅行と言えるでしょう。
目的地への最短ルートを行くべきか、それとも途中の道草を楽しむべきか。
あなたは、どちらに価値を感じていますか?
仕事でもプライベートでも、より善く生きるためには、何を得たいのかを明確にすることが推奨されています。
得たいものを明確にしない努力は実ることがないのだと。
そして、一心不乱に得るものを得るための行動を効率よくやりきった人間が成功をしていくのだと。
「正解の方程式を固定したがるのは、楽に流される人間の特性だ。」
1つの成功体験を横展開して当てはめることは王道です。
しかし、王道ですべてが綺麗に収まるほど単純な世の中ではありません。
最短ルートで目的地に到着することは、効率的である一方、途中の風景や文化を見逃すリスクがあります。
途中の道草は、新しい発見や体験を得られますが、目的地に到着するまでの時間が長くなるリスクがあります。
なぜ、人は旅の体験と経験を誰かに披露したがるのでしょうか?
その答えの先にあるのは、欲しいものを得るための旅です。
もしかしたらそれは、誰かのための旅なのかもしれません。
なぜ、人はここでもないどこでもない何かを感じたくなるのでしょうか?
その答えの先にあるのは、大切なものを探すための旅です。
もしかしたらそれは、自分のための旅なのかもしれません。
「魅力とは、分かるものと見えないものの間にある揺らぎである。」
私は昔、ゲームボーイポケットでポケモン赤をやるのが好きでした。
しかし、ある時、ゲームボーイのスイッチを入れようとしたら手が止まりました。
なぜなら、何をどうしてどうなるのかが見えてしまったから。
得たいものが分かっていて、それを得るための計画を立てた後で。
それをやるのが私である必要はどこにあるのでしょうか。
そんなことを考えさせられました。
揺らぎを失うこと。
それは、世界が閉じるということです。
欲しいものを得る旅と大切なものを探す旅に共通していること。
それは、世界を鮮やかに開くということです。
旅行ツアーを組んでも組まなくても。
ガイドを付けても付けなくても。
時間があろうがなかろうが。
「知らないものは探せない。」
世界を鮮やかに開くための準備さえあれば、すべては十分だと思います。
その準備とは、揺らぎに気付くきっかけを作ることです。
あなたは、明日に向けてどんな準備をしていますか?
※ジン・フリークス とは ※ジョジョの奇妙な冒険の世界を歩いて見る ※ポケットモンスター赤について思い出したい
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