「有利が誤らせる…!有利が人を殺すっ…!」
福本伸行『アカギ〜闇に降り立った天才〜』には、慢心について考えさせられるセリフがあります。
「慢心は大きな失敗を生み出す。常に謙虚な姿勢を保つよう心掛けている。」
慢心は破滅の原因であるという意見があります。
時には油断や誤算を招き、失敗や災難を引き起こすこともあるのだと。
「私の経験上、慢心は自分の能力を信じるきっかけになった。」
一方、慢心は成功へのステップであるという意見があります。
時には自信やモチベーションにつながり、成功をもたらすこともあるのだと。
慢心。
それは、成功へのステップかそれとも破滅の原因なのか。
あなたはどう思いますか?
企業の破綻。
過度な自信からリスクを顧みずに投資を行い、結果として失敗した事例を挙げようとすれば枚挙に暇がありません。
そう、慢心とは私たちにとって悪だと捉えられています。
「何もミスしていないのに、なぜか負けた。」
1998年から14年間、世界の携帯電話市場で首位を独走したあと、
たった4年間で株式時価総額の90%を失った会社。
それがノキアです。
「ノキアはスマホが登場する以前から、旧来型の携帯電話を作っていた。このビジネスは非常に成功し、世界のトップシェアを握った。だがこの成功に固執し、スマホへの参入が遅れた。」
今では異次元の復活劇を果たしていますが、かつて慢心から大きな過ちを犯しました。
つまり、一時的な成功に慢心し、市場の変化を見逃した結果と言えます。
そう、ここまで聞けばやはり慢心してはいけないものだと。
慢心するのは愚かなことだと考える人が多いと思います。
「私たちはあらゆる試みにおいて、継続的な改善、実験、革新にコミットしています。私たちのDNAにはパイオニア精神が組み込まれています。成功を収めるためには、パイオニア精神が不可欠なのです。」
Amazonは、オンライン書店としての成功を基に、さまざまなビジネス領域に進出しています。
収益のほとんどを次の投資に使うことで成長を重ねたAmazonですが、何がそうさせたのでしょうか。
あなたはどう思いますか?
ジェフ・ベゾスは、自社の強みと市場のニーズを正確に把握し、慢心せずに新しいチャレンジを続けている。
もちろん、そのような解釈が出来ます。
しかし、私は、慢心があるからこそ前に進めたのではないかと考えました。
「慢心とは、必ずしも足を止めることの代名詞ではない。」
結果的に慢心とは、足を止める事例が多いからそう思われているだけです。
慢心とは、現状の自分に対して過信することです。
だから結果的に、現状維持が最善手だという判断に帰結しているのではないかと考えました。
だとするならば、慢心は根拠のない自信とも言えるのではないか。
つまり、慢心は一歩前に踏み出す力と考えられるのではないか。
Amazonが収益を投資に使って成長してきたこと。
Appleが市場調査を度外視して、誰もが欲しいであろう天下一品のプロダクトを生み出したこと。
それはなぜ成し遂げられたのでしょうか。
一般大衆が考えるようなリスク論が当然社内に合ったでしょう。
しかしそれらの意見を寄せ付けない慢心の如き信じる力もまた合ったのではないかと。
つまり、慢心とは結果論に基づく言葉であり、成功すればカリスマです。
失敗を非難する後付に慢心という言葉が使われているのではないか。
根拠のない自信から始まった成功体験もまた、挙げれば枚挙に暇がありません。
「心配するな、私がすべて解決する。」
それを言い切れる人材が日本には足りないのではないかと思いました。
あなたはどう思いますか?
※人生を逆転する名言 とは ※ノキアの復活劇についてより深く知りたい ※ジェフ・ベゾスについてより深く知りたい
本記事で定義されてる「慢心とは根拠のない自信」という点で話をすると、
僕は慢心というもの自体が成功へのステップであり、破滅の原因でもあると思っています!
例えるなら僕にとって慢心とは、自分の在り方であり人生です。
破滅したらそれと同じく成長すると思ってるので、それすらも成功のステップですし、そんな自分を俯瞰してみれるかが、最強の慢心だと思っています。
慢心でないと失敗も楽しめませんし、今生きてるこの時間にありがたみを感じれないと思っています。
僕にとっての破滅とは死なので、慢心=死にならない限り、は成功へのステップです!
ただ途中で諦めたらは本記事の破滅に向かうと思うので、前提としてやり切る必要があるかなって思います!
この話をする上での鍵になるのは、自分の人生においての優先順位なのかなって思いました。
僕は家族と旅行と親しい仲間が第一優先なので、それが担保できたらセンターピンである人生の幸福度は下がりませんし、破滅はしないなって思っています笑
仕事や恋愛などは枝葉なので、たとえ破滅して失敗してもどうとでもなると思っています笑
コメントありがとうございます!!
「この話をする上での鍵になるのは、自分の人生においての優先順位なのかなって思いました。」
この言葉が印象に残りました。
家族と旅行と親しい仲間という第一優先を保持している限り、何が起きてもかすり傷だと。
フラグではなく、センターピンを立てるという考え方はとても参考になります。
※フラグだと嫌な予感しかしないですからね!
その考え方を獲得出来ている人は、それこそ「死ぬこと以外はかすり傷」になるのでしょうね。
「かすり傷でも痛い」とは思いますが、それでも折れない心を獲得出来ているのだと。
「なぜそのセンターピンを立てることが出来たのか?」
それは他の人にも参考になることだと思いますので、また改めて教えてくださいませ!!