「かわいいとなかよしを世界に普及させたのはハローキティでしょ。特にアヴリル・ラヴィーンがキティちゃんに惚れた時は、なんか凄く嬉しかったなぁ。」
SNSマーケティングをされている方から50周年を迎えるキティちゃんについて話題が挙がり、キャラクターブランドについて考えさせられる言葉を頂きました。
「ハローキティはそのシンプルなデザインで愛されてきた。あまりにも多くの変化は、その魅力を損なうかもしれない。」
ハローキティは元来のシンプルなキャラクターとしての魅力を保つべきだという意見があります。
そして、過度な商業化や多様化はキャラクターの純粋さを損ねるのだと。
「ハローキティが新しい分野に挑戦することで、私たちも新しいことにチャレンジする勇気をもらえる。彼女の進化は止まるべきではない。」
一方では、ハローキティが新しい分野に挑戦するべきだという意見があります。
新しいファン層を獲得し、時代の変化に適応することがブランドの長期的な成功に繋がるのだと。
ハローキティの多様な挑戦は、キャラクターの本質を損なうものなのか。
それとも時代と共に進化することがブランドの持続可能性に寄与するのか?
あなたはどう想いますか?
「自分の言葉ではなく、態度で思いやりを示すというメッセージを伝えています。」
ハローキティは、1974年に誕生して以来、世界中で愛されるキャラクターとなりました。
人気の理由は、シンプルで可愛らしいデザインと、ユーザーの感情や想像力に委ねられた口のない表情にあると言われています。
またリボンというアクセントが女の子らしさや個性を表現しているとされています。
これらの特徴は、ハローキティの本質ともいえるもので、多くのファンにとって変えてはならないものと考えられています。
そして、シンプルなデザイン故に、ほぼ全ジャンルでコラボレーションや新商品の展開が可能となっています。
しかし、多彩な挑戦が時にブランディングイメージを変えてしまう可能性もあります。
「お前の持ち場はそこじゃない。あなたの正論は聞きたくない。」
もしもハローキティが環境や健康、平和や人権などの社会的なテーマに関するキャンペーンやプロジェクトに参加したら何が起きるのか。
新しいファン層を獲得することにつながりますが、ハローキティのファンの間での対立や不満を生むことになるかもしれません。
例えば、日本でも芸能人が政界に入る場合やタレントが社会のご意見番になることを良く思わない層が一定数います。
つまり、正しいことをしていたとしても、ブランディングイメージが行為を正当化しないということです。
「自分のやりたいことをやる。」
自由な姿勢、私らしさの象徴。
時代に合わせたブランディングイメージを外さないためのコラボレーション施策。
そう考えれば、持続可能性のあるアプローチと考えることも出来そうです。
ではここで一緒に考えて頂きたいことがあります。
「キャラクターの核となる価値と新しい試みのバランスをどのように評価し、決定するかべきなのか。」
あなたはどう思いますか?
「ポケモンの凄さは、ゲームだけでなく、アニメ、映画、商品など多方面で展開しながらも、ポケモンの世界観を維持していることにある。」
初めは通信対戦とコレクションを価値としたゲームボーイソフトです。
それが何世代にも遊び継がれる化け物コンテンツになりました。
そして眼を見張るのは、どれだけメディアミックスをしても世界観が損なわれないことです。
「売れるドラマの条件は、登場人物一人だけで宣伝ポスターが成立するかどうかだ。」
あるTVプロデューサーから、世界観の緻密さについて考えさせられる言葉を頂いたことがあります。
曰く、宣伝ポスターが一人で成立するドラマこそが他展開まで出来る作品になり得るそうです。
「世界観を崩さずにコラボと展開が出来るブランディングは凄いんだなぁ。。。」
そんなことを考えさせられました。
ディズニーも同様です。
ディズニーは、1928年に誕生したミッキーマウスを始めとするキャラクターを通じて、世界中で愛される存在です。
展開先は、映画やテレビだけでなく、テーマパークやグッズ、ゲームや音楽、インターネットや携帯電話など。
しかしよくよく考えてみれば、ディズニーもキャラクター単体で成立するケースが非常に多いです。
そして、キングダムハーツやスマブラとコラボをするようになっても、世界観設定は崩れません。
また、他の例で言えば、スターバックスも同様です。
コアなコーヒー文化を保ちつつ、新しい飲料やデジタルイノベーションを取り入れていれて世界展開に成功しています。
なぜそれが可能なのでしょうか。
私は、キャラクターに与えた人格に適合する言動と行動を徹底しているかどうかだと考えています。
つまり、新しい展開やメディアミックスをする際に、人格・言葉・振舞にどれだけ一貫性をもたせられるかということです。
その原理原則を徹底出来るかどうかがブランディングを損なう境目だと思っています。
あなたは、自分らしい言葉と振舞の基準をお持ちですか?
※来場者4倍のV字回復! サンリオピューロランドの人づくり ※セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争 ※ディズニーランドが日本に来た日
私はキャラクターは、その世界観を守りつついろんな挑戦をしていいと思います。
ファンを持っているキャラクターが、何か社会に訴えかけるような活動をすれば、普段はその問題に気にも留めないような方も興味を持つきっかけになるかもしれません。
そのバランスの評価はどれだけポジティブな影響を世間に与えられるかが重要かと思います。今まで世間に気づかれてこなかったものに注目させて、プラスにするかだと思います。
商品とのコラボそうですが、社会問題や環境問題を解決するためのイベントのアンバサダーみたいなものは結果が分かりやすいかも知らないと思いました。また、最新の課題に取り組むキャラクターの姿は、一緒の時代を生きている感じがして、身近に感じやすいのでキャラクター的にプラスになるのではないかと思います。
私は、汚い言葉を使わない、と挨拶をする。がマイルールです。難しくはないことですが、使う言葉ってかなり印象を左右するので自分のキャラクター作りに直結すると思います。
綺麗だなと思った言葉は自分のものにできるよう覚えておこうと思っています。
いつもコメントありがとうございます!
「私は、汚い言葉を使わない、と挨拶をする。がマイルールです。」
この言葉が印象に残りました。
言葉、振舞、人格。
これを一致させることは本当に難しいことです。
関係性に敬意を払うこと。
これも本当に難しいことです。
「もしかしたら、自分は何をしても許されるのかもしれない。」
チヤホヤされたり、成功したり、おべっか使われたり。
そんなことが当たり前のように感じられていくと感覚が麻痺していきます。
でも、それは許されているのではなく、利害関係で維持されているだけ。
それに気付くのに何年もの時間を費やすこともあります。
「綺麗だなと思った言葉は自分のものにする。」
とてもシンプルで大切なことだと思います。
「自分の何を振らさないか。それは何をもってして決めるべきなのか。」
改めて考える必要があるなと思わされました。
ハローキティのブランドの持続可能性についてですが、新しいトレンドを入れていくことが全てではないかなと思いました!
例えば、カラオケでも懐かしのヒットソングは歴史として歌われ続けていますし、そういったエモさこそが、戦い続けなくていいブランドの持続可能性にも繋がるなって思いました。
あとは記事の中で「ブランドの長期的な成功」という言葉がありますが、トレンドを混ぜていくことが持続可能性になるのではなく、今ある手持ちをいかに磨いていくかも大事かなって思いました。
これはインフルエンサーと同じですね。
ひたすらバズらせてフォロワーを増やしても疲弊するだけですし、ファンは生まれない。
センターピンは既存の見てくれている人ですし、ファンから売上の8割は生まれると言われるので、
そういったトレンドを入れる際は民主主義的にファンの声を第一にしていくのが、マーケティング的には良さそうだなって僕は思いました。
なので、進化することがブランドの成功につながるというより、そういった国民のシンボルは磨き続けることがブランドの成功につながるんじゃないかなって思います。
歴史を磨くことによって、当時のファンは年齢を重ねてもファンとして応援し続けたくなるし、あの時のキティだから応援することにも自信が持てると思うんです。
自分の中にある思い出のキティから乖離してしまうと、どこか心の中でファンは自分は成長してないからダメなのかなとか思ったりすると思うんですよね。
あとポケモンの例えがありましたが、ポケモンって確かに進化し続けてますが、ある種世代を分けることで、そういったエモさは残すことができてると思うんです。
僕はダイパ世代で、今のポケモンはあまり興味がないですが、ポケモンの中のダイパは好きです。
それはポケモンというブランドを支える1つの切り口であるからこそ今でもリメイクが出たら買うし、ファンを逃さない仕組みができてるなって思います。
自分の中でブランドと記憶とは似たものだと思っています。
古びたものには目新しさではなく、エモさが出ます。
なので一旦進化するという目線から離れて、今ある手持ちが何なのかを理解することで、ブランドとしての持続可能性が見出せるのではないかと思いました!
コメントありがとうございます!
「歴史を磨くことによって、当時のファンは年齢を重ねてもファンとして応援し続けたくなる。」
この言葉が印象に残りました。
「最初に付いた100人のファンの質で今後の成長性が決まる。」
どれだけ変わろうとも、変わらなくとも。
最初のファン、センターピンにいる方々を大切にすること。
「久し振り!最近、調子はどうだい?」
矢沢永吉さんが74歳になりました。
ファンも一緒に年を重ねています。
ライブ会場に行けば、白スーツと白ハットにリーゼントのファンがたくさんいます。
まるで時代を共に越えてきた戦友と語るかのように、ファン同士で抱擁を交わしています。
そして、最近では親子連れの方がとても多くなりました。
「メロディー・詩・アレンジがバチッとハマる瞬間を追い続けているんです。」
「矢沢永吉」というブランドを磨き続けて50年。
MCでは毎回、ご自身の熱量がどこにあるのかについて、ファンと一緒に確認されています。
波乱万丈でも一貫していればファンは付いて来る。
ブランドの持続可能性について改めて考えさせられました。