「時には誰かと比べたい、私の方が幸せだって。」
globe『Can’t Stop Fallin’ in Love』に、このようなフレーズがあります。
誰にでも秘密があり、誰にでも幸せがあり、誰にでも欲望がある。
私たちは黙っていればいいものの、何かをせずにはいられない。
心の奥底に隠された重たい十字架を感じさせられるフレーズですね。
幸せはお金で買えるという意見があります。
一方で、幸せはかけがえのないものだから推し量れないという意見があります。
あなたはどう考えますか?
衝動。
それは、心の内から生じる、激情にも近い抑えきれない情熱です。
自分がいま感じている気持ち、喜びや幸せ、悲しみや怒り、憂鬱や孤独。
私たちは、なぜそれを表明せずにはいられないのでしょうか。
「人は生きる限りひとりだよ。人類そのものもそうだ。」
機動戦士Zガンダムに登場するハマーン・カーンは達観した目でそう語ります。
一人ひとりが相対的に独立した自我を持つ存在だと考えれば、確かに私たちは孤独な存在なのかもしれません。
しかし、だとするならば、”承認欲求という名の淋しいと感じる心が人間を突き動かしている”とも考えられそうです。
では、淋しさはどうすれば解消されるのでしょうか。
誰かに打ち明けて、他人と比較することで解消されるのでしょうか?
その意味で、SNSは壮大な実験場だったと言えるでしょう。
あれから約20年が経とうとしています。
今、私たちは比較と個性の狭間に悩まされているのではないでしょうか。
「幸せになりたい。」
多くの方が願うその幸せとは、私だけの唯一無二を基調としたものだったはずです。
しかしその幸せ自体が、トレンドとコピーの二軸で説明され解釈され始めています。
やはり個性とは、幻想であり並列化を乗り越えられないのでしょうか。
パーソナルAIが提供する個別最適化された分析調査済の幸せを手にして、
私たちはこの先本当に喜べるのでしょうか?
私は考えました。
それは、なるものでも得るものでも与えられるものでもないのかもしれないと。
もしかしたら幸せとは、”自分から気付く力”なのかもしれないと。
もしそうだとするならば、”幸せに気付く”に至るまでの観点は比較と個性の二軸だけではないかもしれません。
「幸せになるための毎日ではなく、幸せに気付けるような1日。」
そんな自分で在りたいと思わされました。
では、そのために、私たちは幸せをどう捉え直すことが出来るのでしょうか・・・?
あなたはどう考えていますか。
※globe とは 機動戦士Zガンダム とは
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